さよちゃんのコーナーpart②
6.23 沖縄慰霊の日に思う。
今年は、新型コロナウイルスの影響で、たくさんの慰霊祭が縮小された。毎年歩く平和行進も中止になった。みなさんは慰霊の日をどう過ごされたのだろう。正午に1分間の黙祷が捧げられた。沖縄で、全国で、そして全世界でのこの祈りは天に届いていると私は思う。
戦後75年、沖縄では戦後生まれが県民の9割を超えるとニュースでいっていた。今までは平和学習で戦争体験者の話しを聴くこともできたが、これからは難しくなっていく。身近でなくなる戦争をどう考えるか、私の問いになる。
戦争は、暴力の極みだ。原爆投下は戦争終結のために必要だったと加害の側からの声はあるけれど、そもそも戦争を始めなければいい。そう考えると加害ばかりを責められない。こういうと右翼の方々から攻撃を受けるのだろうか。
戦争という大きな暴力ではなく、まずは世間にあふれる身近な暴力から、子どもたちには考えてほしい。いじめ、DV、虐待、人種差別、パワハラ、セクハラ、マタハラ、性暴力、と、どんどん出てくるが、これらはすべてが暴力だ。小さい子どもたちは、具体的に暴力って何かを考えるのが難しいかもしれない。だからこう覚えてほしい。自分がされてイヤだなぁと思う感覚。それはすべて暴力だと。おとなになっても、自分が我慢すればいい、とか、どうにもならないと諦めてしまう場合もあるが、これは暴力なんだ!と意識すれば、状況は変えられなくても、心の持ち方が変わると私は思う。
この世の中に、暴力を受けていい人は一人もいない。みんな、大切にされるべき存在なのだ。しかし、無視され、存在を否定され、暴力を受け続けている人たちは数多くいる。そんなつらい思いをしている人たちに発信したい。一人じゃない!ともに考えよう!暴力のこと、人権のこと、憲法のこと。知識は力!学びが何かを変えてくれると私は信じたい。
予定を変更して、暴力をテーマにした。
「子どもの権利条約」は次回に。
さよみ
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